9月半ばを過ぎてから、あっという間に気温が低くなり一気に秋めいてきましたね。18時にはとっぷり暗くなっている仙台です。
寒くなってきたからか、朝スッキリと起きられない日々が続いています。
でも本当に寒いからだけかな?
最近、研究に対するやる気も少し落ち込んでいるように感じます。どういったところからそれを感じるのか。例えば、家に早く帰りたい気持ちになる(18時にはそわそわ)、家に帰っても論文を読む気が起こらない、朝大学に行くのを億劫に感じる、などでしょうか。そういえば最近なにかといろんなことをネガティブに考えているような気もします。昨日は夫と電話していて、ぽろっと涙がこぼれてきました。
つい2週間前まで普通に生活していたつもりですが、なぜこうなってしまったのか。
訳もなく泣きたくなるのは、ストレスがかかっているからだと私の中で警報がなりました。これはちょっとまずいかもしれない。そこで今の自分の状態をこうしてブログに書き出すことにしました。
何がストレスの原因なのか?
・寒くなってきたから。冬季うつ病のように、気温が低下するとともにだんだん気分が滅入ってくるような状態。医学的に正しい用語なのかあまり自信はありませんが、季節性感情傷害というものがあるようです。(参照:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/seasonal_affective_disorder/)
・論文がなかなか書き進まないから。正確に言うと共著者に回したのにもう3週間以上返事が無いから、ですかね。その前も2ヶ月近く停められていたので、早く投稿したいのにーという焦りが自分の中にあります。
・論文の絡みで言うと、最近夫が今年3報目となる論文のレビューが返ってきてそこに書かれていたコメントがかなり良いものだったと言うこともプレッシャーになっています。夫の論文に良いコメントがつくのは喜ばしいし誇らしいことで、私も嬉しいのですが、その反面私は何をしているんだという焦りも募ります。
・なぜかやる気が出ない、それに対する負い目。現在は科研費シーズン。研究者は皆、来年の研究予算を獲得するため、必死に科研費申請書類を作成する時期です。そんな時期に「やる気が出ない」とか悠長なこと言っている自分アホか、と怒鳴りつけたくなります。そうは言ってもやる気が出ないから問題で、執筆のスタートを切れずにいる自分に対してさらに情けない気持ちになる、という悪循環…。
私にとってのストレス解消法
幸いなことに私は自分にとってのストレス解消法をいくつか知っています。そのため「あ、今自分にはストレスがかかっている状態なんだ」と言うことを認識したら以下のことを試して、できる限りストレスを無くすよう心がけています。
1. 原因をはっきりさせる。上記したようにここ2週間なんとなくやる気が出ない、という日々が続いていました。そしてそれに対するストレスを感じていました。ストレスを感じていることにストレスを感じるという相乗効果。最悪です。なので第1のストレスの原因をはっきりさせることにしました。それには書き出すこと、そして誰かに話すことが効果的です。第1の手段として現在このブログを書いています。
2. 誰かに話す。これもかなり大事で、言語化して口に出す、そしてそれを相手に聞いてもらうということは自分の脳が現状を理解するのにとても役立ちます。私は仙台に来てからというもの、新型コロナウイルスの影響もあり東北大では新しい友人が全くできていません(ラボメンバーは友人とはまた違うからなぁ)。家族とも離れ単身赴任をしているので、夜に夫と子どもと電話で話す以外だれとも話さない日もあります。博士課程の時にしんどいなぁと思ったらすぐに声をかけることのできる友人がそばにいたことはとても幸せだったな、と改めて思います。ならオンライン飲み会を企画したらいーじゃん、と思われるかもしれませんが、30代を過ぎると家庭を持つ友人も多くなかなか気軽に声をかけたりするのが難しかったりもします。私自身、最近ちょっと奥手になっているかもしれません。
3. 運動する。体を動かすことはとても大事です。最近イライラしてるな、集中が切れがちだな、というときは大抵運動が不足しています。このところ自身の体調変化もあり、走れない日々が続いていました。なのでエレベーターを使わず階段を使うようにしたり、プランクや腕立てなど室内でできるトレーニングを少し取り入れることにしました。
ラボの技術職員さんによると、ビタミンCはストレス解消効果があるらしい。キウイやオレンジを食べることを勧められて、お昼にはキウイを1ついただきました。調べてみたところ抗ストレスホルモンを合成する際にビタミンCが必要という記事がありました。
書いて、話して、必要なものを飲んだり食べたりして、運動する。基本的なことですが、これを実践することで少しずつ快方に向かっている気がします。
新型コロナの影響で、家に閉じこもることを強いられている現在ですが、適切なストレス解消法を持つことで、精神的に病むことを積極的に防いでいきましょう!
後日談ですが(このブログを書いている時には公表できなかったのですが)、この時期私は妊娠4ヶ月でした。なのでホルモンバランスが崩れていたり、あまり激しい運動はできないということもストレスの元になっていたと思います。別記事でも書いていますが、妊娠中は特に何もなくても落ち込んだり気分が優れなかったりしますし、集中できなくて実験や解析も進まないなんてこともほんとによくあります。もしこの記事を読んでいる方が妊婦さんであれば、全ては妊娠のせいだということにして読書でもしてゆっくりしましょう。
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