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  • Kanako

9月の一時帰国やりきりました。

更新日:2020年8月1日


9月上旬に日本に2週間、一時帰国してきました。

帰国してすぐ京都へ移動し、植物細胞分子生物学会に参加、学会後にセミナー&ディスカッション。植物細胞分子生物学会には初めて参加したのですが、興味を惹かれる発表もたくさんあり、今後も参加したいなーと思いました。日本語だと全ての発表内容が理解できるので、楽しくて興奮し過ぎて、質問しまくってしまいました…笑 テンション上がり過ぎだったなぁと後から反省。生物間相互作用シンポジウムの講演者の方々とも飲み会ができて、いろいろと研究を進める方向性も固まった感じです。現在は、京都府立大学の佐藤雅彦先生のラボを受け入れ研究室として国内学振PD申請の結果を待っているところ。もし受かれば来年からは京都になるのかなー。結果が返ってくるのが楽しみだ。

チーム虫こぶ(実質はここに写ってる4名だけだけど)

9/9からの週は名古屋大学にて論文作成のために残っている実験&ディスカッションざんまい。行った当日でも実験をスラスラ始められたのは長年芦苅研で過ごしたからだなぁとしみじみ感じました。また、今回名古屋大学岡本若手奨励賞なるものを拝受することとなり、総長から表彰状をいただくイベントもありました。受賞者は2人で、もう一人の方もリーディング大学院IGERを修了した理学研究科の三原のぞみさんでした。三原さんとは同期で、お花見等で知り合った仲だったので久しぶりにお会いしましたが、すでにポストを持っていらして、すごく活躍されているのだなーと感心しきりでした。

博士課程時の指導教員である芦苅先生が今年の4月に文部科学大臣賞を受賞したこと、また、修士の頃からお世話になっていた野田口さんが准教授へ就任など、おめでたいことがてんこ盛りだったので、名大の植物界隈の方々と会いたいという思惑もあり、センターでお祝い会を開きました。卒業生も含め、20人ほどが参加してくださり、とても楽しい会となりました。

9/14からは仙台へ。初めての植物形態学会は意外とこじんまりしていました。久しぶりの友人にもポスター会場でばったり。彼女は12月からフランスへ行くそうです。みんなどんどん海外に出ていくなー。

植物学会では初座長。発生・形態のセッションで、初めましての大御所の座長はかなり緊張しました。私の発表はキレキレの先輩の後。初めからめちゃくちゃ緊張していたのに、さらに塚谷先生からの質問で頭が真っ白に。もうなんだかやれやれという気持ちしか残ってないけどいろいろアドバイスもいただけてありがたかったです。その後、授賞式&懇親会。JPR論文賞をいただいたおかげでいろんな方に名前を覚えてもらえ、話しかけていただいたのはとても嬉しいことでした。この賞はpublishした論文の著者全員に贈られる賞であり、私はJovanoくん、近藤さん、オギー、芦苅先生のチームを代表して受賞したと思っています。共著者の皆様のおかげでこのような賞が取れました!本当にありがとうございました!

久しぶりの子供抜きの出張だったので、仙台では三日三晩飲み歩きました。語弊があるな… たくさんの人と美味しいお酒を飲みながら情報交換していたらいつの間にか夜遅くなっていた、っていうのが正しい表現かな。

植物学会に参加するのは今回が2回目で知っている人もそんなに多くないだろうと思っていたら、意外とたくさん知り合いがいて驚きました。育種学会以外で知り合いがたくさんいるのは、芦苅先生がトップだったCRESTや新学術若手の会、Lab.4のおかげだなと強く感じました。卒業してもいつまでも頭の上がらない、素晴らしいボスのもとで学位を取れたことは本当に誇るべきことだなと思います。これからも芦苅研を卒業したという名に恥じないよう、研鑽を積みたいと思います。


今回の学会および帰国の間交流してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆さんとお会いして、サイエンスの話をできることがとても楽しかったので、やっぱり日本に帰ってきたいなと思いました。そして2週間の帰国中、ずっと息子の面倒をみていただいた夫のご両親に心から感謝申し上げます。お二人がずっと螢の面倒を見てくれていたおかげで、私は仕事に集中することができました。やはり子育てというのは一人ではできないし、周りの方がこうして助けてくださるおかげで私は仕事ができるのだと、改めて感じました。感謝ばかりです。本当にありがとうございました。


アメリカに帰ってからは時差ボケに悩まされておりますが、また心新たに実験に取り組みたいと思います。以上、2週間の帰国日記でした。

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