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Kanako

ロレアル-ユネスコ日本奨励賞受賞

更新日:2020年8月20日


この度、ロレアル-ユネスコ日本奨励賞を受賞し、その授賞式のため7月5日に東京に行ってきました(授賞式の様子)。

ロレアル-ユネスコ日本奨励賞とは化粧品会社のロレアルと国際連合教育科学文化機関ユネスコの日本委員会とによって創設された、若手の女性研究者を鼓舞・支援する賞です。毎年11月〜翌年2月が応募の締め切りで、書類審査のあと面接があり、生命科学分野と物質材料分野で各2名の受賞者が決定されます。

昨年も応募していたのですが書類審査で落ちてしまったので、今年はリベンジイヤーでした。昨年は自分一人で書いて誰にも見せなかった反省を生かし、今年は3人の知人に見てもらって分野の違う方にもわかるように努めました(学振といっしょですね)。この甲斐あってか、書類は無事通過し、面接試験へ。しかし、実は面接日が出産予定日の1週間前!私自身は体調もよく、安定していたため東京まで面接を受けにいく気持ちでいたのですが、産婦人科の先生や周りの方に止められ、またロレアルの方々のご理解もあり、特例として名古屋でテレビ会議による面接を受けさせていただきました(本当にありがとうございます!)。

しかし、ここでもまた問題が...!リハーサルのときは相手の顔も映って見えていたのに、本番は審査員の顔が見えず、私は真っ暗な画面に向かって話すという一人プレイ。相手の顔が見えないプレゼンってこんなにもやりにくいものなのですね...。いろいろご質問もいただいたのですが、表情が見えないのでうまく伝わっているかもわからず、始終汗をかきっぱなしでした。

合格のお知らせをいただいたときは、『あぁちゃんと伝わってよかった。。。』と安堵の気持ちでいっぱいになりました。

そして授賞式当日。なんとヘアメイクまで専門の方がいて、舞台映えするようにメイクを施してくれました。その写真がこちら!

夫の初見の一言は「...なんか、ディズニーの悪役みたい。笑」いや、これでも薄くしてくれと頼んだのよ。。。他の4人の受賞者(特別賞の方を含みます)に比べてかなり濃いめのメイクでした。

他の受賞者の方々の研究についてもお話を聞いたのですが、どれもとても面白く、さすが選ばれるだけあるな!と感じました。3人とも楽しんで研究を行っていることがひしひしと伝わってきて、研究をやる醍醐味は自分のワクワクする研究を人に伝えるというところにあるということを改めて実感しました。また、みんな同年代なのに業績がとても素晴らしく、異なる分野ではありますが、「私ももっと頑張らなきゃな」と刺激を受けました。

Photo by LOREAL

(左から、渡邉さん、私(生命科学)、小川さん、秋山さん(物質材料) 写真提供:ロレアル)

(受賞者コメントに答える様子。写真提供:ロレアル)

(夫と記念写真も撮ってもらいました。写真提供:ロレアル)

今回いただいた賞は前の仕事(芒伸長遺伝子の同定)についてのものなので、今後も途切れずに面白い研究、ワクワクする結果を出せるようにもっと研究に邁進していきたいと強く感じました。

また女性科学者支援ということで、今回出産を経験された別所さんにはロールモデルとして期待しています!とのお言葉をいただきました。世の中の女性研究者には私よりもっともっとパワフルで(出産後1日目にして論文のレビューをしたとか...)賢い先達がいらっしゃいますが、私も彼女らに近づけるよう努力していこうと思います!!

科学で日本をもっともりあげるぞー!おー!

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